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ちはやふるのキャラクターをゲームに落とし込む

iOS/Android版アプリ「競技かるた ONLINE」において、アニメ「ちはやふる3」とのコラボレーションイベントを2020年1月15日~2月15日の期間で実施いたしました。
期間中にGETした「ちはやふる」のキャラクター達と競技かるたで対戦することができます。

 

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対戦している間にキャラクターのカットインが発生し、対戦の臨場感を演出します。

試合状況に合わせてキャラクターの感情が変化するので、プレイヤーの実力に応じてキャラクターの反応も変化します。

 

今回はキャラクターの感情変化について、どのようなことをしているかご紹介いたします。

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キャラクターの感情

キャラクターの感情は、リラックス/幸せ/興奮/落ち着き/通常/緊張/落ち込み/動揺/ナーバスの9種類があります。

札を取った/取られた、お手つきした、から札・・・など対戦の展開からキャラクターの感情パラメータが増減します。

札が読まれる前にキャラクターの感情パラメータを判定し、感情が変化している場合にカットインが出現します。

感情マップ

感情のパラメータの大小により、キャラクターの感情を決めています。
その際に用いるのが「感情マップ」です。
感情マップとは、X軸に「勝利への期待」、Y軸に「敗北への不安」を持つ2次元マップになります。

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※参考 

automaton-media.com

 

例えば、プレイヤーが札を取りつづけ、キャラクターが追い込まれている場合は、キャラクターの「勝利への期待」は低く「敗北への不安」が高くなります。この時キャラクターの感情はマップ上では、「動揺」や「ナーバス」に位置しています。
逆に、キャラクターがプレイヤーを圧倒している時は、キャラクターの「勝利への期待」は高く「敗北への不安」が低いため、キャラクターの感情は「幸せ」「リラックス」に位置することになります。

このように感情マップを取り入れることで、試合状況の応じて、キャラクターの多彩な感情を扱うことができます。

ちなみに、感情パラメータの変化率はキャラクターごとに異なり、キャラクターの性格が表れるようにしています。

 

また、キャラクターの感情は取る速さやお手つき率にも影響します。

そのため、試合展開に合わせて流動的にキャラクターの強さが変化します。

ここでもキャラクターごとに変化率が異なります。

 

「カットイン」+「キャラの強さ変化」の組み合わせによって対戦に臨場感を持たせ、プレイヤーが「相手」を感じられるようにしています。


少しでも興味をもっていただけましたら、「競技かるた ONLINE」をプレイしてみて下さい!

 

karuta.betacomputing.co.jp